【創世の女神編】
第3回となる今回は【ジョカ戦までの実況、感想記事】となっております。
色々な書き方を試してみたいので今記事は小説的表現を多くしてみました。
悟却との遭遇
ヒュドラを倒した主人公はトウキョウ議事堂へ向かおうとした矢先、突然背後から声をかけられる。
瞬時に身構える主人公、しかし相手に敵意は無いようだ。
首にかけた大きな数珠と笈(キュウ)と呼ばれる背負い箱。
恒常的な鍛錬と節制を伺わせる鋼の肉体に赤銅色の肌。
厳しい修験の道を歩む者であろうか。
砂漠の気候故か修行の一環か、上には何もつけず、袴にバンダナキャップという出で立ちであった。
東京で異変を感じた悟劫はその調査中、いつの間にか魔界を彷徨っていたと言う。
そこで偶然主人公とヒュドラとの戦闘を目撃したが助けるまでもないとの判断を下したようだ。
しかし流石に無傷では済むまいと主人公に回復アイテムを渡し、去って行くのであった。
トウキョウ議事堂を目指して
町の中に天使の姿を見たと言うアマノザコ。
天使はベテルに所属しているのでベテルの拠点地であるトウキョウ議事堂の場所を知っている。
アオガミの推奨とアマノザコの案内に従って主人公は次の目的地を目指すのだった。
天使を見つけた主人公は太宰イチロウと思われる人物が天使に運ばれていたと言う話を耳にする。
タイミングよく連絡が取れた敦田ユヅルも議事堂に向かうこととなり、3人の合流に向かってことは順調に進み始めたかのように見えた。
ジョカと八雲
トウキョウ議事堂に着いた主人公は入口を守る天使の信頼を得る為、悪魔退治をすることになる。
依頼された悪魔を倒し、報告に戻った主人公。
しかしそこに天使の姿は無かった。
トウキョウ議事堂内に入った主人公。
その目に映ったのは累々と横たわる天使達の屍だった。
『悪魔の気配だ』
アオガミの警告に反応し、臨戦態勢を取る主人公。
そこに現れたのは血に染まった天使達の上をレッドカーペットのように練り歩く、1人の妖艶な美女だった。
ジョカと名乗ったこの悪魔、どうやらトウキョウ議事堂の天使を全滅させてしまったらしい。
これまでとは比較にならない脅威にアオガミが更なる警告を発した。
屠(ほふ)られた無数の天使達が光となって砕け散り、ジョカの周囲に輝ける力の奔流が舞い踊る。
女媧【ジョカ】
道教における人類創造の女神。
今まで遭遇して来た悪魔とはあまりにもスケールが違い過ぎる。
しかし逃げ場のない今の状況では戦い抜く以外の選択肢はない。
気を引き締めなおした主人公は細心の注意を払い、渾身の威力を探りながら始祖の女神と対峙するのだった。
強い。
持てる全てを結集し、必死に食らいつく主人公。
だが手持ちの回復手段は枯渇しつつある。
このままではジリ貧が目に見えていた。
しかもジョカには本気を出している様子がない。
時間をかけてゆっくり、じっくり、なぶるように、焦らすように、絶妙なラインの技で責め続けるジョカは、抗いつつも抗い切れず、徐々に我が手に堕ちてゆく、そんな主人公の反応を楽しんでいるように思われた。
ジョカを相手に必死の応戦を続ける主人公は、不意に鋭い視線と強者の気配を察知する。
視線を辿り頭上を見上げると鋭い眼光と共に日本刀を抜き放つ、軍服姿の男が立っていた。
八雲ショウヘイと名乗る男はジョカの仲間だった。
自らを全ての悪魔を狩る者と称する八雲はナホビノである主人公にも刃を向ける。
ジョカとの戦闘で消耗した主人公に新たな強敵と戦う余力は残されていない。
もはやこれまでと思われたその時、八雲の殺気を引き止めたのは意外にも、先程まで敵対していたジョカだった。
ジョカの気まぐれに付き合う、と言う形で切先を納めた八雲。
だが、もしかするとジョカの主人公に対する高評価も判断材料としてプラスに働いたのかもしれない。
もしくは八雲にも気まぐれな所があるのだろうか。
ジョカと八雲は主人公との対話を望んでいた。
その対話には
『我らが同志たり得るかもしれない』
と言う言外の含みがあるようにも感じられたが実際の所はわからない。
主人公の答えを聞いたジョカと八雲はこの奥に主人公が元の東京へ帰れる転送装置があることを告げると、異空間へ姿を消すのだった。
ⒸATLUS. ⒸSEGA.
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