【創世の女神編】
今回のお話:ラフム撃破後〜スルト撃破まで
ラフムを撃破したものの、代わりにタオとサホリを失った主人公達。
報告の為、一旦東京に戻って来た主人公達はベテル長官である越水ハヤオに今回の追跡に関する話をありのままに伝えるのだった。
ラフムがサホリに言っていたナホビノに戻り創世を行うとはどういうことかと言うユヅルの疑問に対してハヤオは
天使や悪魔は元々ナホビノと云う存在であった。
しかし唯一神の秩序を覆す力を持っていたので知恵を奪われ楽園を追放されたのだ。
と答える。
そして
ナホビノの知恵が封じられた樹の実を人間が食べてしまったが故に知恵は人間に宿ってしまったが、その人間の持つ知恵が元々はナホビノであった天使や悪魔個人のものであった場合、獲得に成功すればナホビノになることが出来る。
それを狙って悪魔は人間を襲うようになった。
とも説明する。
そしてラフムがナホビノになる為の知恵を受け継いだ人間がサホリだったのだ。
自分達もナホビノの知恵を持っているのかと言うユヅルの質問に対しハヤオは、可能性はあるだろうと答えるのだった。
後で寮の屋上に来て欲しいと言うイチロウの頼みに応じて集まった主人公とユヅル。
サホリを救う道はなかったのかと問うイチロウに対し、ユヅルは胸の内にある思いを口にした。
翌日、ハヤオと会った主人公達は先の悪魔軍襲来に危機感を抱いたベテル本部が、日本支部を除いたベテル軍で混沌の悪魔勢に進軍をかけると言う情報を伝えられる。
日本支部が除外された理由は学生のような民間人まで駆り出さなけばならない程の戦力不足を懸念してのようだ。
しかし東京を守る為に自分達も戦うべきだと力強く主張するユヅルと同意の姿勢を見せるイチロウ。
どうやらハヤオも同じ気持ちであったらしく、本部の意向に逆らってでも作戦に参加すると宣言するのだった。
ハヤオに別任務を言い渡されたユヅルと別れ、魔王討伐に向かう主人公とイチロウ。
戦場に着いた2人は空一面に入り乱れ、戦いの火花を散らす天使と悪魔の群れを目撃する。
奮闘の末に撃墜された天使が主人公の前に落ちて来た。
天使はアブディエルの命に反して戦いに来た主人公を咎めつつも、警戒を呼びかける気遣いを見せ、その命を散らしていった。
幸か不幸かアブディエルと鉢合わせてしまった主人公とイチロウ。
来てしまったものは仕方がないと作戦への参加を許すアブディエルは、世界各国から集ったベテル連合軍は現在、敵方の本拠地に攻め入り混沌の悪魔を束ねる魔王討伐を目指していると説明する。
その後突然イチロウを呼び止めたアブディエル。
動揺を見せるイチロウを品定めするように観ていたアブディエルは、主人公に比べて頼りないからと新たな仲魔を従属させるのだった。
イチロウと2手に別れ、それぞれ魔王撃破を目指すことになった主人公。
だが獄炎の巨人、魔王スルトが作る炎の障壁に行手を阻まれてしまう。
見張り役の天使から炎の壁問題の解決を頼まれた主人公は対策のヒントを求めてアキハバラに向かった。
アキハバラに着いた主人公は八雲と女媧に遭遇する。
ベテルに従う主人公を速やかに葬り去ろうと刃を抜く八雲。
女媧はそんな八雲を止めるでもなく、主人公に汝の腕を見せてみよと言い放ち、優美に踵を返すのだった。
激闘の末、主人公の強さを認めて武器を納めた八雲は何故それ程の力を持ちながらベテルに従っているのかと問う。
人間をそそのかし、害を与える悪魔と言う存在に関わった人間達は幸せになることが出来たか?
主人公の脳裏を2人の少女の記憶がよぎる。
まるで主人公の心を読んだかのようなタイミングで女媧が口を開いた。
「妾は見ておったぞ。その少年がラフムにたぶらかされた娘を助けられなかったことをな。
そればかりが一緒に来た娘さえ守れずに死なせてしまったのだったな」
女媧の話を聴き、大切な人を悪魔に奪われた主人公に共感の意を示した八雲はこの世界に悪魔は必要ないのだと言い残し女媧と共にその場を去ってゆくのだった。
炎の壁を無力化する札を日本の神々が持っていると言う話を聞いた主人公は、八雲の襲撃を受け任務を続けられなくなった天使に頼まれて日本の神様が集う神社へと足を進める。
日本の神々である国津神が集う場所に着いた主人公。
しかし国津神はもはやベテルと手を組むことに一利なしと判断しているようだ。
とは言え、スルトの炎の壁も国津神にとって目障りではある。
国津神は協議の結果スルト討伐の為、主人公に炎の壁を無力化する護符を渡すのだった。
護符の力で噴き上がる炎の壁を突破した主人公。
しかしその行手に煉獄の巨人である魔王スルトが立ち塞がる。
ベテルの信仰する神は既に失われたと言うスルトは極大の炎を宿す魔剣を握り、赤熱の闘気を発しながら主人公に襲いかかるのだった。
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