おはこん(にち)こん(ばんは)。
大介です。
木曜日は【インプット】もしくは【学び】に関することを書いていこうと思います。
今のメインは読書ですね。
私の読書履歴の中からこれは良かったと思うものを1つピックアップしていきますよ。
では参りましょう。
みなさま道端でこのような雑草をみかけたことはないでしょうか?



私も散歩中によく見かけるこの雑草、仏様の台座に似ていることから名をホトケノザと言います。
我々にとってはどこにでも生えている雑草。
しかしその実、この小さな草花達は驚くべき戦略家であると言うことが出来るのです。
植物が生きていく上でなくてはならないもののの1つに受粉がありますが、花粉を運んでもらう上で最上位に位置する虫として蜂がいます。
ホトケノザとしては当然この蜂に花粉を運んでもらいたい。
そこで小さい身体で頑張って甘い蜜を作ります。
ところが、花の蜜を餌にするのは蜂だけではありません。
アブやハエも花の蜜や花粉を餌にします。
そして花粉を運ぶ能力においては蜂より大きく劣るのです。
さて、ここで問題です。
花の蜜を狙うアブやハエを退けて、蜂だけに花粉を運ばせるにはどうしたら良いでしょうか?
答えは『蜂だけがクリア出来る試験を作る』
下の写真をご覧ください。

花の上がフタになっていますね。
タンポポのような花だと思って上に止まると花の中に入れない構造になっています。
ではどこから入るのかと言うと横にペロンと出た印付きの花びらです。
この印が「着陸場所はここですよ」と教えているのです。
このサインをアブやハエは理解出来ません。
頭の良い蜂だけが正しいルートを理解することが出来るのです。
いやー、びっくりですね。
昆虫の特性に合わせた花の構造にしてしまうとは。
雑草ってめっちゃ賢いじゃんと思いました。
この本を読んでから、道端に生える小さな草花を見る目が変わりました。
特に散歩中の気分が以前より良いものになりましたね。
以上、読んで良かった本の知識1選でした。
ではまた。
