昨日、加納朋子先生の【二百十番館へようこそ】という本を読み終えたので本棚用の記事を書こうかなと思ったんですけど、これがなっかなか書けないのです。
書きたいことはいっぱいあっても内容に対する感想なのでどうやってもネタバレに繋がっちゃうんですよね。
頑張れば普通の紹介記事は作れると思います。
あらすじ、目次、どんな人へオススメするか、作者紹介、SNSの口コミをつけたりもありますよね。
しかしそういうのはいくらでもあるので手間暇かけてわざわざ同じようなものを作ってもしょうがないかなと考えました。
このサイトが副業目的なら話は変わってくるんですけどね。
そういうことなので、ネタバレしないよう配慮した短い感想を述べます。
人は環境が9割。
有名書籍のパクりかな?
と思ったそこのあなた。
ご名答。
はい、有名書籍のパクリです(否定せんのかい)
- 今日のお散歩
今日は大体毎回行く所に行ってまいりました。
ラジオ代わりにながしたオーディブルは途中まで聞いていた『人生の道しるべになる 座右の寓話』です。
印象に残った所だけ感想を記していきます。
第9章 リーダー力と大人の知恵
№46 消えた提灯
盲目の人が周りから見えるようにと提灯をつけて夜の道を歩くんですが、途中で男に勢いよくぶつかってしまいます。盲目の人は「このマヌケ、この提灯が見えないのか」と提灯を突き出します。
ところがいつの間にか提灯の火が消えていたので「何を言っている?消えているじゃないか!」と言い返されたという話なんですけど、
でもさ、これって盲目の人は消えてるかどうかなんてわかりっこないよね。
とは思ったんです。けれど同時に、盲目の人はあんな言い方さえしなければ良かっただけなのではないかな。
とも思いました。お互いわかりっこなかったんですから本来ならぶつかった所で、お互いにごめんなさいで済んだんじゃないですかね。
№48 老錬金術師の知恵
ありふれた物質を金に変える。
うーむ。
たしかにウソではないですね。
円熟した知略に脱帽です。
№49 山の上の火
違った意味の、少しも寒くないわ♪
寒くないわけがない。
でも、大丈夫。
偉業を成し遂げる力の根源。
その一端に触れたような気がしました。
№50 二つの贈り物
私なら悪いこと全部良いことに書き換えちゃいますね。
でもそれじゃ人としての成長が望めないんじゃ・・・
って思うじゃないですか。
そうならないようにちゃんと、自他の区別なく良いことからも悪いことからも学び人格を育てていくって書いときます。
第10章 立派な思想より月並みな格言
№52 ソロモンの忠告
この章のタイトルの象徴とも言える寓話です。
名言に貴賤なし、ですね。
私が思ったのは
要するにこの君主は家臣が若くて顔が良かったからチヤホヤしてただけ。だから年取ったら手の平を返したってことだよね。
ってことでした。
人の上に立つ者が人を見る目を養うと言うのは当たり前のことだとおもうのですけど、縁の下で働く方も常々人を見る目を養っておいた方がいいですよね。
それにしても、君主って言うからには男だよな。
そして寵愛を受けた家臣は美少年だったって書いてある。
それってつまりボーイズラ
おっと危ない。
心の声が漏れていたようです。
これ以上の詮索はいけません。
次に行きましょう。
第11章
人生100年時代と老い
№58 ルービンシュタインの逸話
なるほど頭の良い人というのは解決戦略に長けているものなんだなと思いながら読んでいたのですが、解説にSOC理論というものが出てきてめちゃめちゃ気になりました。
№60 祖死父死子死孫死
ホントにそう。
親より先に死んではいけません。
ダメ、ゼッタイです。
第12章 生きる力と死ぬ能力
生と死は表裏一体。
より良く生きようという思いは死という運命に対する準備なのかもしれませんね。
第13章 人生観と死生観
№67 花咲じいさん
たとえ肉体が滅びても、その想いは形を変えて受け継がれてゆく。みたいな。
改めて考えてみると中々に深い話です。
第14章 環境問題と人類の責任
№70 ぬるま湯の中のカエル
実際には死ぬ前に飛び出すらしいです。
まあ人間だって例えば湯舟の温度が沸騰するまで少しずつ上がるとしてもどこかの時点で「あっち!」ってなって出ますよね。
どこかの時点では気付くんです。
とは言え、環境要因というのは様々なものがあるので一概には言えないのでしょうけれど。
№72 五〇〇着の衣服
仏教というものは現実主義、合理主義なんですよね。
個人的にゴータマシッダールタと素敵な仲間たちの物語が好きで本を数冊持ってるんですが、理論的かつ情緒溢れる、つまりわかりやすくてエモい教訓エピソードにことかかないのです。
花咲じいさんじゃないんですけど、死してなお人々の心に明かりを灯し続けると言うのはつくづく偉業であるよなぁと思いました。
約2500年前の話ですからね。
現存する本で2500年後も読まれているものなんていくつあるんでしょうか。
№73 三匹のカエル
この章は自然環境の問題に焦点を合わせているので解説もそれに添った内容なんですけれど、私はどうしても個人の前に進む力ということで考えてしまうんですよね。
で、思ったのが、それがポジティブなものでもネガティブなものでも、より良い動きを作る為のきっかけになるなら上手く利用することもできるんじゃないかな。ということでした。
ていうか、3匹中2匹のカエル。あれって単純にやる気のない無気力主義じゃないですか?
働いたら負けとか働かなくても食う飯はうまいって言ってるのと同じに聞こえたんですけどー(口が悪い)
いや、言うて無職の人も一生懸命もがいてる筈ですよね。
大多数のニートは状況を変えたいという気持ちがあると思います。
そうやって応援したくなるような本を最近読み終えたばかりなんです。
第15章 「人間らしさ」と徳
№76 地獄湯と極楽湯
この話より前に解説していた話がありましたけど、私はこの話でも返報性の原理というものを思いました。
№77 ロベルト・デ・ビセンゾの逸話
なんという爽やかさ。
これが真のポジティブシンキングですね。
ラストを飾るに相応しいエピソードでした。
はい。これにて終了です。
いやー
今日の記事はめっちゃ時間かかりました。
でも一回始めちゃうとなんだかんだでずっとやっちゃうんです。
好きなんでしょうかね。
とりあえず今日はこの辺で終わります。
それでは皆様ごきげんよう。
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